からかい上手の高木さん:10年の歴史に幕 アニメ化、実写化も話題

 山本崇一朗さんの人気マンガ「からかい上手の高木さん」の最終回が、10月12日発売の連載誌「ゲッサン」(小学館)11月号に掲載され、約10年の歴史に幕を下ろした。スピンオフ「からかい上手(?)の西片さん」が、同誌12月号で連載を開始することも発表された。

 「からかい上手の高木さん」は、恋愛に奥手な中学生の西片くんが、学校で隣の席の高木さんにからかわれる日常を描いたマンガ。2013年に「ゲッサン」2013年7月号の別冊付録「ゲッサンmini」で連載をスタートし、「ゲッサン」や「ゲッサンmini」に不定期で掲載。人気を受けて、2016年に「ゲッサン」本誌の定期連載に“昇格”した。「からかい上手の(元)高木さん」「恋に恋するユカリちゃん」などスピンオフも発表されており、コミックスのシリーズ累計発行部数は1200万部以上。コミックス最終20巻が2024年1月に発売される。

 テレビアニメも人気を集め、第1期が2018年1~3月に放送、第2期が2019年7~9月に放送、第3期が2022年1~3月に放送された。劇場版アニメが2022年6月に公開された。俳優の月島琉衣さんと黒川想矢さんがダブル主演を務める実写ドラマが、2024年3月からTBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で放送されることも話題になっている。