「マンガ大賞2021」で大賞に選ばれたことも話題のマンガ「葬送のフリーレン」(小学館)のコミックス第1巻の紙版の発行部数が100万部を突破したことが分かった。関係者によると、10月にテレビアニメの放送がスタートしてから、コミックスの売れ行きも好調で、第1巻(2020年8月発売)は、10月に2度も重版され、11月にさらに重版されたことにより、100万部を突破したという。
同作は、最新12巻が12月18日に発売され、第1~12巻の電子版を含む累計発行部数が1700万部を突破することも話題になっている。テレビアニメ放送開始前の9月時点の累計発行部数は約1000万部で、放送から約2カ月で約700万部増となった。
「葬送のフリーレン」は、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画のマンガで、「週刊少年サンデー」(小学館)で2020年4月に連載をスタートした。魔王を倒した勇者一行の魔法使いで、エルフゆえに長寿であるフリーレンが仲間の死を経験し、“人を知るため”に旅をすることになる。
アニメは、「ぼっち・ざ・ろっく!」などの斎藤圭一郎さんが監督を務め、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などのエバン・コールさんが音楽を担当。マッドハウスが制作する。
種崎敦美さんが主人公・フリーレンを演じるほか、市ノ瀬加那さん、小林千晃さんらが声優として出演する。音楽ユニット「YOASOBI」がオープニングテーマ「勇者」、miletさんがエンディングテーマ「Anytime Anywhere」を担当するなど豪華スタッフ、キャストが集結したことも話題になっている。日本テレビのアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で放送中。