十角館の殺人:綾辻行人の傑作ミステリー小説がまさかの実写映像化! 超特報映像が公開

 ミステリー作家の綾辻行人さんの作家デビュー作「十角館の殺人」(講談社文庫)が実写映像化されることがわかった。2024年3月22日からHuluで独占配信される。ティザービジュアルと超特報映像も公開された。

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 綾辻さんの代表作として大人気の「館」シリーズ。1987年のデビューから今もなお書き続けられている本シリーズは、「十角館の殺人」から「奇面館の殺人」まで九つの長編推理小説からなる壮大なストーリーでつづられ、現在はシリーズ10作目となる「双子館の殺人」が連載中。そんな「館」シリーズの記念すべき1作目が「十角館の殺人」。緻密かつ巧妙な叙述トリックで読者をその世界に引き込みながらも、たった1行で事件の真相を描くという大胆な手法でミステリー界に衝撃を与えた。その特異性から、長年映像化は不可能と言われ続けてきた。そして、今なお色あせることのない本作の功績が讃えられ、2023年10月に発表されたタイム誌が選ぶ「史上最高のミステリー&スリラー本」オールタイム・ベスト100に選出された。

 物語の舞台は1986年、十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する角島(つのじま)。この館を建てた天才建築家・中村青司(なかむら・せいじ)は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてのメンバーだった江南孝明(かわみなみ・たかあき)のもとに“死んだはずの中村青司”から1通の手紙が届く。江南は調査を進めるなか、島田潔(しまだ・きよし)という男と出会い、行動を共にしていく。

 一方、十角館では、ミステリ研究会の1人が何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち。孤島である角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる想像を超えた衝撃の結末とは……。