小市民シリーズ:JR東海とコラボ 小鳩と小佐内が駅員に 東海道新幹線で梅田修一朗&羊宮妃那のオリジナルボイス配信

 「氷菓」などで知られる米澤穂信さんの小説が原作のテレビアニメ「小市民シリーズ」とJR東海がコラボした「推し旅コラボキャンペーン」が、6月22日から実施されることが分かった。東海道新幹線の車内で、小鳩常悟朗役の梅田修一朗さん、小佐内ゆき役の羊宮妃那さんによるオリジナルボイスが流れる。オリジナルボイスを聞き、岐阜駅に行くと、小鳩と小佐内が駅員に扮(ふん)した描き下ろしイラストを使用した切符風記念カードがプレゼントされる。

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 岐阜市のアスティ岐阜で1000円以上買い物をすると、描き下ろしステッカー(全3種)が1枚もらえる。館内には、「小市民シリーズ」の装飾が施される。名古屋駅のコンコースでも特別展示が実施される。描き下ろしイラストのスタンドパネルや巨大看板が設置される。米澤さんの「春期限定いちごタルト事件」の試し読み小冊子も無料配布される。小冊子は3月に行われた「AnimeJapan 2024」で配布されたものと同じ内容となる。

 「小市民シリーズ」は、シリーズ累計90万部を突破する人気ミステリー小説。かつて“知恵働き”と称する推理活動で苦い経験をした小鳩は、同じ志を立てた同級生の小佐内と、互いに助け合う互恵関係をひそかに結び、小市民として平穏な日々を送るつもりでいたが、なぜか不可解な事件や災難が次々と舞い込んでくる……というストーリー。

 同シリーズの「春期限定いちごタルト事件」「夏期限定トロピカルパフェ事件」(ともに創元推理文庫)がテレビアニメ化される。「約束のネバーランド」などの神戸守さんが監督を務め、「さらざんまい」などのラパントラックが制作する。テレビ朝日の深夜アニメ枠「NUMAnimation(ヌマニメーション)」ほかで7月から放送される。