1970年代を中心に人気を集めたロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」をフィリピンで実写化した映画「Voltes V Legacy」が、「ボルテスV レガシー」として、10月18日に日本で公開されることが分かった。「ボルテスV レガシー」は、フィリピン版映画には含まれないシーンを追加し、再編集した“超電磁編集版”となる。フィリピンの制作陣が日本公開のために全編をリマスターし、CGのクオリティーをアップさせた。字幕版、吹き替え版が公開される。
マーク・A・レイエスV監督は、「『ボルテスV レガシー』の日本公開決定、おめでとうございます! 『ボルテスV』への私たちの愛と情熱を感じて、楽しんでください! レッツ・ボルトイン!」とコメントを寄せている。ボルテスVのアクションシーンを収めた公開決定記念スペシャルムービーがYouTubeで公開された。戦闘中のボルテスVを収めた場面写真も公開された。
実写版は、フィリピンの地上波テレビ局・GMAネットワークが製作。映画と全90話のテレビシリーズが制作された。テレビシリーズは2023年に全話がフィリピンで放送された。
日本のために特別編集されたテレビシリーズが、今秋にTOKYO MXで放送されることも発表された。フィリピンオリジナル版90話の日本展開も予定されている。
「超電磁マシーン ボルテスV」は、1977~78年に日本で放送された伝説のロボットアニメ。主人公・健一ら剛三兄弟、峰一平、岡めぐみの5人が、合体ロボット・超電磁マシーン ボルテスVに搭乗し、地球に飛来したプリンス・ハイネル率いるボアザン星の侵略軍と戦う姿が描かれた。親子の離別、主人公を巡る衝撃的な展開、異母兄弟との対決、圧政への抵抗と革命などが描かれ、ドラマ性の高さが海外でも高く評価された。フィリピンでも話題となり、堀江美都子さんが歌ったオープニング主題歌「ボルテスVの歌」も人気を集めた。