故・田村正和さん演じる刑事・古畑任三郎が、完全犯罪をもくろむ犯人たちの難解なトリックを、卓越した推理力で解いていくフジテレビの人気ドラマシリーズ「古畑任三郎」。1994年の放送開始から30周年を迎えたことを記念して、フジテレビの平日午後1時50分~3時45分の再放送枠「ハッピーアワー」で各日2話ずつ放送されている(関東ローカル、TVerとFODで配信)。ここでは、木村拓哉さんが出演した6月6日放送の第2シリーズ第4話を紹介する。同話は配信されておらず、地上波放送でしか見られない貴重な機会となる。
◇第2シリーズ第4話「赤か、青か」(6月6日午後2時48分~3時45分)
1996年1月期に放送された第2シリーズの第4話(初放送は1996年1月31日)。出演は、田村さん、木村さん、西村雅彦さん、金井大さんら。脚本は三谷幸喜さん。
天神大学電子工学部助手の林功夫(木村さん)は、遊園地の観覧車に爆弾を仕掛ける。その際に自転車の鍵を紛失し、しかたなくチェーンを切ろうとしているところを警備員の真鍋茂(金井さん)に見とがめられ、撲殺してしまう。
翌日、林の脅迫電話がかかってきた遊園地から通報を受けた警察は、爆弾のエキスパートとして林本人に協力を要請。今泉(西村さん)が乗った観覧車に仕掛けられた爆弾の爆破予定時刻が刻々と迫る中、古畑(田村さん)は逆トリックを仕掛ける。