池田理代子さんの名作マンガ「ベルサイユのばら」の新作劇場版アニメが、2025年新春に公開されることが明らかになった。メインキャストも発表され、沢城みゆきさんがオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ、平野綾さんがマリー・アントワネット、豊永利行さんがアンドレ・グランディエ、加藤和樹さんがハンス・アクセル・フォン・フェルゼンをそれぞれ演じることが分かった。「呪術廻戦」「チェンソーマン」で知られるMAPPAがアニメを制作する。
「ベルサイユのばら」は、1972年に「週刊マーガレット」(集英社)で連載を開始し、2022年に50周年を迎えた。作品誕生から約50年の時を経て、不朽の名作がスクリーンによみがえる。「アオハライド」「チア男子!!」などの吉村愛さんが監督を務め、「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの金春智子さんが脚本、「初恋モンスター」などの岡真里子さんがキャラクターデザインを担当。「進撃の巨人」などの澤野弘之さんが音楽プロデューサーを務め、澤野さんとKOHTA YAMAMOTOさんが音楽を手がける。
「気高く、ひたすらに、愛した――」というキャッチコピーと共にオスカル、マリー・アントワネット、アンドレ、フェルゼンが描かれたキービジュアルも公開された。特報第2弾も公開され、本編の一部がお披露目された。
「ベルサイユのばら」は、1972~73年に「週刊マーガレット」で連載された池田さんの名作マンガ。18世紀後半のフランス革命の時代、男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェと、隣国オーストリアから嫁いできた純真無垢(むく)な王妃マリー・アントワネットらの愛と人生が美しく描かれた。
1974年には宝塚歌劇団で舞台化され、1979~80年にテレビアニメが放送された。1990年には劇場版アニメ「ベルサイユのばら/生命あるかぎり愛して」が公開された。2013年には、約40年ぶりの新作が「マーガレット」(同)に掲載されたことも話題になった。コミックスの累計発行部数は2000万部以上。