「SLAM DUNK(スラムダンク)」などで知られる井上雄彦さんの車いすバスケットボールを題材としたマンガ「リアル」が、今年で連載開始25周年を迎える。約4年ぶりの新刊となるコミックス第16巻が、8月19日に発売された。連載25周年と新刊発売を記念し、東京・新宿駅に大規模広告が登場した。広告は、新宿駅から新宿三丁目駅に向かう地下通路・新宿駅メトロプロムナードの4カ所で展開され、内1カ所は、名言・名場面がデザインされたカード(全6種)が封筒に入った状態で貼られており、はがして持ち帰ることができる。カードをはがすと、ビジュアルが現れる。広告付近の電子サイネージでは、新刊発売記念PVが上映される。
コミックス第16巻の帯に付く応募券で応募できるプレゼントキャンペーンも実施する。最新のカラーイラストから第16巻までの約30点のイラストがデザインされた「リアル」特製リングノートとペンのセットが、抽選で200人に当たる。応募締め切りは9月18日。
「リアル」は、井上さんが1999年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載を開始。車いすバスケットボールを題材に、バスケをやめてから何をやってもうまくいかなくなった野宮朋美や、骨のがんで片足を失い夢をあきらめた戸川清春、盗んだ自転車で事故を起こし、脊髄(せきずい)損傷した高橋久信らの人間ドラマを描く。コミックスの累計発行部数は1600万部以上。