ドラマ「不適切にもほどがある!」 韓国でリメーク決定

 阿部サダヲさん主演、宮藤官九郎さん脚本で、今年1月期に放送された連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)が、韓国でリメークされることが8月26日、明らかになった。

 ドラマは、昭和の体育教師・小川市郎(阿部さん)が、ひょんなことから現代へタイムスリップするヒューマンコメディー。吉田羊さん、仲里依紗さん、磯村勇斗さん、河合優実さんらが出演。市郎が発する「不適切」とされる発言が、周囲の人々の心を突き動かすという、コミカルながらも考えさせられる内容で大きな話題となった。

 韓国版を手掛ける制作会社「Basestory」のキム・ジョンミ代表は「オリジナルのドラマは過去と現在を行き来する主人公を通じて、時代を超えても変わらない『理解』と『寛容』の価値を伝えてくれました。我々がもつ企画力·制作力を集結させて、韓国らしい要素とオリジナルドラマが持っている温かさを盛り込み、韓国の視聴者にも深い感動と共感を呼び起せたらうれしいです」とコメントしている。

 TBSは今年6月、韓国・ソウルに海外ビジネスの戦略拠点として「TOKYO BROADCASTING SYSTEM KOREA,INC.」を設立。番組販売、ドラマリメーク、IP共同開発に力を入れてきた。今後もセールスとIP共同開発を強化・開発し、50億円規模のコンテンツ投資を実施していくという。